「例話発酵組」は、
腐敗しかけた物語や感情を、
ただ腐らせるのではなく、
“発酵させて旨みに変える”ことを目指した、
令和のフィクション批評ユニットです。
ここに書かれる文章は、
たいていフィクションを装った本音です。
最初に思いついた名前は「腐敗組」でした。
でも、それはあまりにも絶望的で、
何も残らない気がした。
「腐敗の反対って何だ?
…新鮮か?」
「新鮮?それもいいな。
でもそれだと静かなるドンの近藤静也さんの組織だし、
まるっきり同じはダメだな…
でも俺、あの世界観が本当に好きなんだよな。」
「じゃあ、腐敗と紙一重で、
もっと旨味が出るやつにしよう。」
「発酵組。
響きもいいし、これで行くべ。」
このノリで名前が決まりました。
「例話」という言葉を付けたのは、
“たとえばなし”って書くし、
フィクションって読み方でいいんじゃね?
そんな、わりと適当な理由です。
でも、
フィクションを装えば本音も書ける。
この気楽さが一番性に合っています。
「例話発酵組」は、
フィクションと批評が交わる交差点です。
フィクションは幹線道路のように堂々と走り、
妄想は裏路地を縫うように育つ。
でも気づけば、
お互いの裏路地から生まれたものかもしれません。
腐敗を腐敗のまま晒すだけでは、
毒にしかなりません。
腐敗と発酵の違いは、
ただ害があるかないかだけ。
だから、
せめて発酵させて旨味に変える。
でもたまには腐らせることもあるかもしれません。
それが、俺たちのやり方です。
🧑💼 組長について
例話発酵組 組長
皐月(さつき)
腐敗寸前の組織や文化を、
なるべく旨味に変えようと日々試行錯誤している人。
静かなるドンと納豆と発酵食品をこよなく愛し、
フィクションを装った本音の記録をしています。
ここに書かれることは、あくまで例話です。
でもその多くは、
フィクションを装った本音かもしれません。
もし、ここに書かれた話に
少しでも心がザワついた人がいたら、
それは発酵に変えるタイミングかもしれません。
でもこれはフィクションです。ってね。
腐敗しかけたこの時代を、
せめて旨くしてやろう。